現状を見て自力で解決する術(すべ)から手段を変え、梃(てこ)の原理を用いようと考えるが、それに適したつっかえ棒は周辺になく、残念ながら手伝ってくれそうな人もいなかった。せっかく会えたというのに、打開策の一つも思い浮かばない。俺は何て無力なんだろう……。「……無理だよ」すると彼女が、必死にもがく俺を見て微かにそう言った。俺一人では、持ち上がらない。残念ながら、ルナ姉の言葉からそう判断してしまう。「…
小説
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