エッセイ 小説 詩 2023.03.15 詩集「まかろんのおもちゃ箱」より三編 まかろんのおもちゃ箱 【第6回】 まかろん キラキラとかがやく言葉の世界にようこそ! この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 季節の移り変わりや自然の美しさ、命のきらめき、日常で起こる不思議な出会い......。前向きに生きていくために、そっと背中をおしてくれる言葉たちがここにある! 心がおどる幻想的な世界がつめこまれた、全38編からなる詩集。※本記事は、まかろん氏の書籍『まかろんのおもちゃ箱』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【ぎらぎら太陽の季節】に送る詩 「夏の夜に」 暗闇の中 遠くに聞こえる電車の音 我が思いを乗せてゆけ 星屑を撒き散らし 子狐座と踊り回り アンタレスの灯の下 星の雫で乾杯する 子守歌のように電車は行く ガタンゴトンと
ビジネス 『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』 【第8回】 中山 てつや,中山 てつや 同期で「えい、やー!」と給料明細を見せ合うと、飛び抜けて多い人がいた。中身を見ると、「家族手当」が追加されており、その額は... 【前回の記事を読む】友人は「人事は見ているから」と言ったが、本社からの異動は、実質的には片道切符。めったなことでは本社に戻れない仕組みになっていた。 古き良き年功序列は根強い人事評価の仕組みを、自分のためだけに、ひとりで作り上げることはできません。評価制度は、入った会社にすでに存在しているもので、その枠の中で工夫を凝らしながら、上手に泳ぐ術すべを、身に着けていくことになります。世の中には、いろい…
小説 『訳アリな私でも、愛してくれますか』 【新連載】 十束 千鶴 「彼女と昨日ヤろうとしたんだよ。病気で片方の、左胸? がないらしくて。きっつ……」漏れ出てくる嗚咽をこらえるしかなかった 女性は生きていく時、恋をする時、自分の女性的魅力、年齢、容姿という3つの条件を気にする。それは、令和になった今も、多くの場合は変わらない。なぜなら、周囲の人だけではなく、当事者たちの意識もまた、変えられないからだ。自分の中にこびりつく先入観や偏見と戦って傷つかないなんてことはない。たとえその意識を変えたいと願っても、女性的魅力がない自分、年齢が行き過ぎた自分、容姿が優れない自分を認めるという難関…