エッセイ 小説 詩 2023.03.15 詩集「まかろんのおもちゃ箱」より三編 【色づく葉っぱの季節】に送る詩 「秋の季節」 温かなお茶が恋しい季節になりました ほっかりお芋を食べましょか ころころ栗もありますよ ぽくぽく南瓜はいかがです 早くなった夕暮れに 雲が一ひら二ひら 熟柿の色を湛えて 暮れてゆく 【前回の記事を読む】詩集「まかろんのおもちゃ箱」より三編
エッセイ 『あのころの世界』 【第3回】 えんどう としこ すぐに駆け寄ったが、間に合わなかった…後頭部から出血。病院では髪を剃った跡もないのに、医師は「縫合した」と言う。よく見ると…… 【前回の記事を読む】「止める間もなかった」…預けていた5歳の長男がテーブルに足をかけた瞬間、鋼鉄製の台座が倒れ、後頭部を直撃し……私は彼が足をテーブルにかける瞬間を目にして駆け寄ったが間に合わなかった。息を切らして彼を追いかけ、追いついたスタッフは青ざめてブルブル手が震えていた。声も出なかった。私は震えているスタッフに、「どうして部屋から出したの!!」と怒鳴ったが、返事など聞いていられなかった。…
小説 『家庭教師十景』 【第4回】 みつき 一夫 「先生の目、恐い」数学の問題を解かせている最中、中学生の教え子は怯えた声でそう言った…俺は無意識に彼女を凝視していて…… 【前回の記事を読む】「よし、じゃあ今から行くか」一流でも秀才でもない俺が、なぜか家庭教師に。先輩に連れて行かれた先で待っていたのは…そうこうしているうちに両親が戻って来た。「陽葵、こちらの先生どうかしら?」その聞き方のニュアンスを感じる限り、どうやら俺は気に入られてしまったようだ。有無を言わせず連れてこられた俺は、心の中で〝断ってくれないかな〟という気持ちと、ここまで来てダメ出しはやめてくれとい…