王子様は、何も話さなくなりました。雨が降っても、もう歌いません。時折、最後にアゲハチョウを見つけた黄色いコスモスの下で長いこと目をつぶっていました。そして、ある日ポツンと一言だけ傍らでじっとしていたカタツムリに言いました。「誰かがいなくなるって、こんなにさびしいことなんだね」カタツムリは何もこたえませんでした。そしていきなり踊り始めました。王子様はびっくりしてカタツムリを見ました。カタツムリは…
小説
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