その当時韓国は経済的に大変困っている時代です。ただ食事は安く、お昼の定食は百円出せば十分食べることができました。近くの市場に食料品を買いに行った時、市場の高齢の店員が、金持ちの奥さんだなぁーと思えるお客さんには安く売っているように感じました。私はその状況を観察して、「私にも同じ値段でください」と言って物を買ったりしました。時には市場のアジモニ(おばさん)と喧嘩をしたこともあります。買い物の時、韓…
エッセイ
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『オモニへの讃歌』【第14回】李 順子
「金持ちには安く」が当たり前? 昔、韓国の市場で体験した衝撃と葛藤、子供をまるで犬ころのように追い払う男性もいて…
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『ねぇねぇみかどのおばさん』【第14回】六谷 陽子
職質された!? この子はまだ12歳。中学生になったばかりで、悪いことをする子じゃない。「怖かった」と目に涙を溜めるのを見て…
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『今を大切に 君の人生だよ[復刻連載]』【第5回】青山 珪香
「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ......」(島崎藤村)他。美空ひばりと戦後の記憶・実家の掛け軸の言葉など書家による作品集。
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『あなただけが消えた世界』【最終回】上島 薫
容態が急変した夫のもとに駆け付けると、「脳は再出血によりもう機能していません。心臓は長くはもたないと思います」と…
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『貧しさは人生の花』【最終回】伊藤 フサ子
阿鼻叫喚⁉生物部の文化祭での発表はウサギの解剖。誰もやりたがらない中、震える手で恐る恐るメスを入れると......
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『続・夫と歩いた日本すみずみ』【第14回】花房 啓子
トンネルを抜けてくると見える温泉街。入浴料金はたったの300円。ところが桶のみが置かれた洗い場には夫の叫び声が聞こえてくる。
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『医療者のことばの持つ力』【第10回】田中 順也
消灯時間を過ぎても騒がしい小児科の廊下。耳に入る「状態」「悪い」ということばが僕を怖がらせ、友達は何かを察しているが......
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『あなただけが消えた世界』【第23回】上島 薫
「また明日も来るからね」と、握っていた夫の手を離した…。その日が、最後の日になった。面会を始めて4日目のことだった。
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『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第10回】坂入 実
予備校に入ると、東大合格確実圏内だった! 隣の席には、現役時代まったく歯が立たないと思っていた開成高校、麻布高校卒業生が…
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『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第4回】佐伯 知香
「何がどうなったか全然わからん……」と口走って意識を失った――ひき逃げだった
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『あなただけが消えた世界』【第22回】上島 薫
「子どもが大きくなったら」「おじいちゃんおばあちゃんになったら」些細な夢がたくさんあったのに。私と幼い息子を残して夫は…
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『腐敗した医療製薬複合体によるワクチン薬害』【最終回】伊藤 裕幸
新たな職場での研究は楽しくて仕方がなかった。日々研究へ没頭するも、とある職業倫理観が問題となり......
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『あなただけが消えた世界』【第21回】上島 薫
母との絶縁、パニック障害、アルコール依存…そんな中で、息子は4歳になっていた。いっそ、私を責めたて罵倒してくれたらと…
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『老人ホーム施設長奮闘記』【最終回】山田 勝義
人はそれぞれ異なる人生を歩む。それは施設へ入居しても変わらない。元公認会計士の驚くべきリハビリのスタイル。
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『四国八十八カ所』【第15回】深山 無行
自然と触れ合う俳句の数々。海、山、動物、「歩く」ことを感じる豊かな情景描写。
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『あなただけが消えた世界』【第20回】上島 薫
母とは二度と関わらない、縁を切ろう。母にとって都合のいい娘で居続ける、親子ごっこは懲り懲りだ。頭では理解していたが…
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『世の中捨てたもんじゃないよ』【第14回】山田 高司
社会と自分について考える二つの作品。小さい頃は万引きをやって粋がっていた。そんな少年が気が付いた大切なこととは―
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『あなただけが消えた世界』【第19回】上島 薫
夫から誕生日にサプライズ…「次は、40歳の時だね」だけど、それは叶わぬ夢となった。私は34歳で一人になった。
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『「アート保育」のすすめ』【新連載】岡本 礼子
「アートで子育てしませんか?」――子育てしやすい町の上位にランクされている「こどもが主役のまち」廿日市市の保育園
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『ARU女』【新連載】有安 静子
「百年の家」とまでいわれた標高1200メートルの高原に建てた別荘を「ピンポンハウス」にしようとする夫