アメリカの判例において、ストランデッド・コストに関して、電力会社の料金決定における株主利益の取り扱いについて興味深いものがあるのでみてみよう。(1)ジャージー中央電力電灯会社事件(Jersey Central Power & Light Co. v. Federal Energy Reguratory Commission、810 F.2d1168〈1987年〉)[事実の概要] ジャージー中央電…
[連載]電力の自由化と原子力発電
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第6回】森田 章
電力の自由化が引き起こす、予測不能の問題の数々。「公正かつ合理的」な電気の料金とは...?
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第5回】森田 章
電気事業の自由化に舵を切った政府。規制緩和によるストランデッド・コストの回収問題に注目
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第4回】森田 章
国の存在なくして、電力の安定した供給はできない?電力の自由化とともに訪れるコストコスト競争
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第3回】森田 章
公益事業に用いられる私有財産は限定的?電力会社経営の歴史的展開
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第2回】森田 章
原子力発電所を抱える大手電力会社は果たして新電力と自由競争は可能なのだろうか?
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評論『電力の自由化と原子力発電』【新連載】森田 章
東電は、なぜ支配権を国に奪われなければならなかったのか?