【前回の記事を読む】原子力災害と無限責任の現実――福島原発事故が示した制度の限界原子力損害賠償法16条は、「政府は、原子力損害が生じた場合において、原子力事業者が第3条の規定により損害を賠償する責めに任ずべき額が賠償措置額をこえ、かつ、この法律の目的を達成するため必要があると認めるときは、原子力事業者に対し、原子力事業者が損害を賠償するために必要な援助を行なうものとする」と規定し、同条第2項は「…
[連載]電力の自由化と原子力発電
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評論『電力の自由化と原子力発電』【最終回】森田 章
政府がやるべきは、被害者保護のはずだった――。だが福島原発事故後、実際に政府が「援助」したのは東京電力への…
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第11回】森田 章
原子力災害と無限責任の現実――福島原発事故が示した制度の限界
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第10回】森田 章
【原発と災害】天災による補償責任も企業が負うのか? 国家補償が引き受ける範囲とは? 東大教授たちによる議論の記録――
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第9回】森田 章
福島原子力発電所の事故は「人災」であると当時の政権は断定。これを契機として政府は大幅な電力の自由化を進めた
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第8回】森田 章
株主資本主義が伝統となりつつあるアメリカ。電力会社や鉄道事業等の公共事業が民営化され、規制が緩和されると......
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第7回】森田 章
アラブの石油停止やスリーマイル島の事故などを含む逆風となる出来事が生じたため、4基の建設をキャンセルすることになり…
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第6回】森田 章
電力の自由化が引き起こす、予測不能の問題の数々。「公正かつ合理的」な電気の料金とは...?
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第5回】森田 章
電気事業の自由化に舵を切った政府。規制緩和によるストランデッド・コストの回収問題に注目
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第4回】森田 章
国の存在なくして、電力の安定した供給はできない?電力の自由化とともに訪れるコストコスト競争
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第3回】森田 章
公益事業に用いられる私有財産は限定的?電力会社経営の歴史的展開
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第2回】森田 章
原子力発電所を抱える大手電力会社は果たして新電力と自由競争は可能なのだろうか?
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評論『電力の自由化と原子力発電』【新連載】森田 章
東電は、なぜ支配権を国に奪われなければならなかったのか?