紅葉のにしき三室の山、竜田川、手向山など景勝の地を背景にして、紅葉の風景を様々に歌います。 【訳】山川に風が掛けた柵(しがらみ)と見えたものは流れをせき止められた紅葉だったのだ【歌人略歴】春道列樹(はるみちのつらき) 生年不詳-920年。平安時代前期の歌人。文章生、大宰大典を経て、壱岐守に任ぜられたが、赴任前に没した。勅撰歌人として、『古今和歌集』に3首、『後撰和歌集』に2首入集している。
[連載]秘められた真序小倉百人一首
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第9回】野田 功
【百人一首考察】神を歌い込んだ「紅葉のにしき 神のまにまに」歌人は天満天神・菅原道真。果して定家が意図したものなのなのか…
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第8回】野田 功
なんとかして人に知られることなくあなたに「逢い」たい…逢坂の関、須磨の関と「関」を題材にした歌4首
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第7回】野田 功
夏の夜の月に巡るそれぞれの思い。夏の短く、はかない夜に目に映る月に感じる風情
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第6回】野田 功
吹く風は人それぞれ…あわせて併せて読むことで生まれる豊かな情景
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第5回】野田 功
やまとの季節の移り変わりを的確に表現し、類似語が多く含まれる4首
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第4回】野田 功
藤原定家の秘められた思慕、式子内親王に対する追慕こそが第2部全体の隠された主題
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第3回】野田 功
待てども来ない恋人を想う姿、涙で袖が濡れそぼる姿などが印象的に歌われている第四章
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第2回】野田 功
百人一首の謎解きにあなたも挑戦!並べ替えで現れた全体像とは
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【新連載】野田 功
百人一首に秘められた想いの謎をひも解く追憶の物語