【前回の記事を読む】月を題材にそれを眺める歌い手の様々な感情が色濃く出された歌4首。女性のもとへ訪れた後の朝帰りの寂しさが漂う後朝の歌や…霧のたちのぼる秋の夕暮れの嘆きから始まって、寂しく山桜と憐れみ合うまで、様々にあわれを感じる気持ちを歌います。 2-3-1 【訳】村雨(むらさめ)(にわか雨)の露がまだ乾かない槙(まき)の葉に霧が立ちのぼってくる秋の夕暮れ【歌人略歴】寂蓮法師(じゃくれんほ…
[連載]秘められた真序小倉百人一首
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【最終回】野田 功
【百人一首 考察】100首の歌の並び順を替えると、壮大な物語が現れる!? やまとの自然の姿が引き起こす様々な想いとは…
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第11回】野田 功
月を題材にそれを眺める歌い手の様々な感情が色濃く出された歌4首。女性のもとへ訪れた後の朝帰りの寂しさが漂う後朝の歌や…
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第10回】野田 功
見捨てられた屋敷の寂しさ、引き続いて外に出てみれば秋の夕暮れがいずこも同じく寂しいと歌われていて…
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第9回】野田 功
【百人一首考察】神を歌い込んだ「紅葉のにしき 神のまにまに」歌人は天満天神・菅原道真。果して定家が意図したものなのなのか…
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第8回】野田 功
なんとかして人に知られることなくあなたに「逢い」たい…逢坂の関、須磨の関と「関」を題材にした歌4首
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第7回】野田 功
夏の夜の月に巡るそれぞれの思い。夏の短く、はかない夜に目に映る月に感じる風情
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第6回】野田 功
吹く風は人それぞれ…あわせて併せて読むことで生まれる豊かな情景
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第5回】野田 功
やまとの季節の移り変わりを的確に表現し、類似語が多く含まれる4首
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第4回】野田 功
藤原定家の秘められた思慕、式子内親王に対する追慕こそが第2部全体の隠された主題
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第3回】野田 功
待てども来ない恋人を想う姿、涙で袖が濡れそぼる姿などが印象的に歌われている第四章
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【第2回】野田 功
百人一首の謎解きにあなたも挑戦!並べ替えで現れた全体像とは
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【新連載】野田 功
百人一首に秘められた想いの謎をひも解く追憶の物語