第2の脳5億年以前に眼は脳の一部として発生した。手は、400万年前に類人猿が直立歩行を始めたことで、第2の脳ともいわれる役割を果たしていく。ヒトは眼と手で道具を操作する。現在のコンピュータはその延長にある。だが、コンピュータはまだ手の器用さを十分に生かしていない。手と脳の進化の相乗効果手、骨、筋という効果器官は、内部状態を感知しつつ、機械動作する。手には優れた皮膚感覚がある。一方、視覚は手の動き…
[連載]操作から会話へ
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評論『操作から会話へ』【第12回】佐藤 良治
コンピュータは、眼と手の延長―!? 眼は脳の一部として発生し、手は第2の脳という役割を果たしてきた。だが、コンピュータは…
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評論『操作から会話へ』【第11回】佐藤 良治
耳で聞く言語によって、ヒトがヒトとなった。ところが、コンピュータのインターフェイスでは、眼の力に押され…
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評論『操作から会話へ』【第10回】佐藤 良治
ヒトの表情は文化にかかわらず6つの基本感情パターンがある...?他のヒトの表情を認知することは特殊処理である
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評論『操作から会話へ』【第9回】佐藤 良治
眼は何を認識している? 眼だけが知っている目には映らない無数の情報
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評論『操作から会話へ』【第8回】佐藤 良治
眼は進化に関して決定的な役割をし、ヒトの視覚も、長い生物の進化の末の発展形である
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評論『操作から会話へ』【第7回】佐藤 良治
遺伝子の変化速度を上回り変化する「文字言語」だが、より重要なのは…
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評論『操作から会話へ』【第6回】佐藤 良治
モニターや画面から目が離せない!人間は視覚から情報の80%を獲得している!?
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評論『操作から会話へ』【第5回】佐藤 良治
ヒトとコンピュータは会話するようになる!?機械道具からヒトのパートナーへ
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評論『操作から会話へ』【第4回】佐藤 良治
環境を進化させなければ、このインターフェイスの歪みは解決されないのか?
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評論『操作から会話へ』【第3回】佐藤 良治
どこにでもあるのに操作が複雑なコンピュータ。ヒトが自然な能力で操作するには?
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評論『操作から会話へ』【第2回】佐藤 良治
コンピュータの操作は自然と身につくものではない…ヒトの能力と調和していない「使い方」
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評論『操作から会話へ』【新連載】佐藤 良治
「道具はヒトの能力を拡大する」人類が技術の進化を推し進めるワケ