「ふうん……それできみは、美咲ノ杜を受験した、ってわけなのか」「もちろん、理由はそれだけじゃないよ。美咲杜は、生徒の自主性を重んじるいい学校だって聞いてたし。わたし、私立は受ける気なかったから目標はずっと美咲杜だったの」けれど、先輩の言葉で、この学校が、ただの目標から”行きたい学校”に変わったことはまちがいない。ただし、レベル的には安全圏のひとつ上にある学校だったから、この一年間、優等生磨きと…
[連載]六月のイカロス
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小説『六月のイカロス』【第23回】濱岡 稔
【小説】「事件そのものを、もう少し整理しておこうか」
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小説『六月のイカロス』【第22回】濱岡 稔
【小説】「悲しい、さびしい」中学を卒業する先輩との別れに涙
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小説『六月のイカロス』【第21回】濱岡 稔
【小説】気さくで優しい笑顔…憧れの先輩からまさかの手紙が?
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小説『六月のイカロス』【第20回】濱岡 稔
【小説】凜としてまっすぐなまなざし…先輩との鮮烈な出会い
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小説『六月のイカロス』【第19回】濱岡 稔
【小説】秘密を隠した先輩。本当の思いはどこにあるの…?
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小説『六月のイカロス』【第18回】濱岡 稔
「だいじょうぶだから」…先輩は、わたしの髪にそっと触れた。
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小説『六月のイカロス』【第17回】濱岡 稔
「わたしから言うよ」…憧れの先輩が語る、受け入れがたい現実
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小説『六月のイカロス』【第16回】濱岡 稔
【小説】マオの唇が、そんなこときかないでよ、と動いた。
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小説『六月のイカロス』【第15回】濱岡 稔
【小説】友達に告げられたのは、信じたくない「先輩の噂」
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小説『六月のイカロス』【第14回】濱岡 稔
【小説】「なんで…」呟いた穂波に、佐希が告げる衝撃の真実
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小説『六月のイカロス』【第13回】濱岡 稔
【小説】「うそでしょ」少女から告げられた名前に、穂波は驚き
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小説『六月のイカロス』【第12回】濱岡 稔
「教えて。それはだれなの?」戸惑う少女が口にした人物は…
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小説『六月のイカロス』【第11回】濱岡 稔
【小説】「きみがだれなのか、そこから教えてもらおうかな」
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小説『六月のイカロス』【第10回】濱岡 稔
【小説】捨てられた血のりの痕跡…新たな「事件」との出会い
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小説『六月のイカロス』【第9回】濱岡 稔
略したら「スマホ」じゃなくて「スマフォ」じゃない?
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小説『六月のイカロス』【第8回】濱岡 稔
【小説】「学校サボって旅とか、どんだけ自由人なの?」
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小説『六月のイカロス』【第7回】濱岡 稔
【小説】一週間ぶりに姿を見せた友人…長期欠席の理由に唖然
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小説『六月のイカロス』【第6回】濱岡 稔
【小説】立ち入り禁止の部屋「ヨウム室」…管理人の正体は
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小説『六月のイカロス』【第5回】濱岡 稔
【小説】「謎の人」ミュウとの関係が、学校中の噂になり…
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小説『六月のイカロス』【第4回】濱岡 稔
【小説】「今日も休みだよ」友人が学校に来なくなり一週間…
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