日本原で戦車隊に囲まれる渡船に乗っていると、鹿やイノシシが泳いでいるのに出合うことがある。彼らは海水浴をしているのではない。大抵はオスで、縄張り争いに負けたか、食べ物を求めて移動しているのであろう。驚くのはその遊泳力で、調べた訳ではないが、水掻きもついていないあの細い足で、一〇キロ位は平気で泳ぐと思われる。日振島へ釣行した帰りの船で、陸地間の距離一〇キロは楽にある海の真ん中をイノシシが悠々と泳い…
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