「駿! おいっ! 駿? 聞いてる?」と籠った声を発して、僕の肩を叩いてきたのは、フンガフンガと息の荒いクラスメイトの小林だ。ただでさえ顔の形が四角形で、馬鹿でかい図体をしているのに、「フンガー」って言ってしまうと一層フランケンにしか見えない。あと、ライトブルーのジャケットだけ用意すればほぼ仕上がるのである。フランケン小林の言葉に続けて「駿ちゃん的に、『あかんたれ』はどう思う?」とマコトが僕に問う…
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