一 原点昭和三十年五月一日でした。母が、父に「御本尊様(御曼荼羅)の方へ体を向けてほしい」と頼みました。父はゆっくり静かに、母の体を御本尊様の方へ向けてあげました。両親と共に私も御本尊様に題目を唱え祈っていましたが、ふと、母の声が聞こえなくなりました。振り返ると母は静かにスースーと寝入るようにほんの少し口を開け、目は微笑むように少し開き、長い闘病生活で青白な顔の頰には、ほんのりとほお紅で染めたよ…
新着記事一覧
-
エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第2回】永久
その光りは天に還る道に旅立つ、一瞬の光だったのでしょうか
-
エッセイ『良子という女』【第54回】野村 よし
何も知らない人は「がん持ち」とは気付かないだろう
-
歴史・地理『ユダヤ系秦氏が語る邪馬台国』【第32回】石川 雅晟
名前から判断して、彼がユダヤ系の何ものかである可能性が高い
-
エッセイ『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』【第13回】片岡 泰文
昔は男性で外反母趾になったという人はほとんどいなかった
-
小説『追憶の光』【第3回】高見 純代
お父さんは、お母さんの初恋の人だった
-
俳句・短歌『地雷の如く』【第7回】馬場 美那子
句集「地雷の如く」より三句
-
俳句・短歌『句集 抱く』【第4回】松永 みよこ
句集「抱く」より三句
-
俳句・短歌『歌集 旅のしらべ 四季を詠う』【第7回】松下 正樹
歌集「旅のしらべ・四季を詠う」より三首
-
エッセイ『戦争を知らない君へ』【第4回】棚橋 正夫
男子小学生は、全て兵隊と同じように丸刈りにされていた
-
エッセイ『アイディア・プロレスコラムDX』【第19回】岡本 悠
猪木の「総合もプロレスも同じだ」という発想
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第12回】西野 鉄郎
信長は安土を「アジアのローマ」にしようとしていた
-
実用『人の道 伝統的テコンドーの解釈』【第19回】イッペン デイビッド
道場外で日常生活に使われるべき人生の教訓
-
エッセイ『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【第7回】石塚 武美
そっと抱っこして体全体をなでていろいろ話しかけたりもしていました
-
エッセイ『ありがとうをもう一度』【第2回】残間 昭彦
まるで家政婦になるために嫁にきたようなものである
-
実用『脳梗塞に負けないために 知っておきたい、予防と治療法』【第12回】梶川 博,森 惟明
脳波はリラックス状態で記録するのが望ましい
-
健康・暮らし・子育て『超元氣! 現代病を防ぐニッポンの知恵』【第3回】外薗 明博
この食事がガン、心臓病、糖尿病などの現代病を産んでいる
-
健康・暮らし・子育て『殺人うんこ』【第35回】横田 貴史
以前までは死亡原因として汎用されてきた「心不全」という言葉
-
評論『ストップthe熟年離婚』【第10回】
家庭をかえりみず自分の思い通りに仕事に専念できる環境
-
ビジネス『日本×フィリピンで実現する究極のデュアルライフ』【第23回】坂元 康宏,坂野 広通
思うように担当者が動いてくれないことへの忍耐力が必要
-
エッセイ『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』【第12回】片岡 泰文
究極に悪い例が、「幅広靴」や「幅広サンダル」