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イノベーションとは?
技術革新や経営革新と言い換えられることが多いですが、「これまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を創造し、社会的に大きな変化を起こすこと」と定義できます。
経済学者のヨーゼフ・シューペンター(1883 - 1950)は、「経済活動の中で、生産手段や資源、労働力等を今までとは異なる方法で、新結合して価値を生み出すこと」と定義しています。詳しく勉強したい方は、ドラッカーの『イノベーションと企業家精神』をお読みいただければ幸いですが、ドラッカーによるとイノベーションには7つの機会を捉えることが必要だということです。
第1の機会 予期せぬ成功と失敗を利用する
予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事を分析すると思わぬチャンスがあると言っています。しかし実際には「運が良かっただけだ」とか「たまたま不運だった」と無視されていることも多いようです。イノベーションの鍵が埋もれている可能性があります。
第2の機会 ギャップを探す
ギャップには業績ギャップ、認識ギャップ、価値観ギャップ、プロセス・ギャップの4種類があります。業績ギャップとは製品やサービスに対する需要が順調に伸びているにもかかわらず業績が芳しくない場合です。認識ギャップとはある産業の内部にいる人たちがものごとを見誤り、現実について誤った認識を持っている場合を言います。価値観ギャップとは生産者や供給者が提供していると思っている価値と、顧客が真に必要としている価値との間に違いが存在する場合です。プロセス・ギャップとは何か1つの作業を行う一連のプロセスの中で、不安に感じたり困ったりする部分がある場合です。