跡地の一角には献花台が設けられていて、百合、凌霄花(のうぜんかずら)、竜胆(りんどう)、紫苑(しおん)などの花がたくさん供えられ、秋の光に照らされていた。わたしと敬明は万寿菊(まんじゅぎく)を供え、亡くなった人たちのために祈った。立ち去り際、わたしは献花台をもう一度ふり返ったのだが、そのとき突然、自分もいずれ必ず死ぬのだという、ふだんはすっかり忘れている真実が胸に突き刺さった。わたしは異様な恐怖…
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