阿蘇に愛車とともに帰るたびに、僕はこのBARを訪れるようになった。いっそのこと、この阿蘇に住むか、そう思っていたときに今の会社の社長と出会うことができた。あれは、そうだ、このBARで、だった。一つの会社でトラブルがあり、協調性のなかった僕を疎ましく思っていた連中から、その責任は僕にあるという訴えが会社の上層部に送られた。僕は、そのようなミスはしない。そもそもそのトラブルの原因になるようなことに僕…
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