家から歩いて十分位の所に子供たちの通う小学校がある。一学年一クラスしかなく卒業まで同じだ。のどかな田園風景が広がり豊かな環境に恵まれていた。子供たちがノビノビと体を動かし大きく成長してくれる事が何よりの喜びだった。子供たちはいつも二人並んで登校した。まだ小学校に入学したばかりの頃は、私は家の門から二人の姿が見えなくなるまで、手を振り見送っていた。子供たちも何度も後ろを振り返り母の姿を見ては手を振…
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小説『綻ぶ糸を手繰り寄せ 』【新連載】ホエラニア
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俳句・短歌『神さまの隣』【第5回】桜井 莉麻
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エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第15回】松本 竹馬
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エッセイ『隣る人』【第13回】仲 律子
”家族”から自由になればラクに生きられるのになあ…家族という形態を重要視する日本。それにがんじがらめにされて…
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実用『人生は化学反応・化学変化』【第10回】丸山 晴男
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小説『小窓の王』【新連載】原 岳
【山岳小説】あの遭難事故以来、こんなことが続いている…手の指がない。握ると、握りようもない三指の断面がギロリと露わになる
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小説『上海の白い雲』【第10回】河原 城
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第21回】木山 空
あれだけ精神的に参って、鬱状態になっていた僕。3日間東京に戻り家族で過ごしただけで前向きな気分になれたことに驚いた。
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エッセイ『人生100年を楽しむために ワクワクリベンジ読書のすすめ』【第7回】玉木 和彦
妻は返事もしてくれず、元部下にも断られ疎遠に…退職後、寂しく悲観的になっているあなたへオススメする「リベンジ」
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エッセイ『プリン騒動[人気連載ピックアップ]』【第14回】風間 恵子
ミーアキャット立ちする双子の視線を点線で辿って行くと、その先には、緑の木立ちの中に一際目立つピンクの長方形が停車していた。
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小説『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[2024年話題作ピックアップ]』【第4回】
不倫した元夫との久しぶりの食事。「今、どうしているの」と聞こうと思ったが止めた。もう関係ないから。
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エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第13回】島崎 二郎
「私、生きていてもしょうがないかなぁ~」それは、ALSになった妻の、私に対する重い覚悟の問いかけだった
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エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第12回】鈴木 岳
終末期に医師に求められるものとは―治療よりも「看護」であり「介護」なのかもしれない
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評論『商業施設士が見た東日本大震災』【第7回】飯塚 康司
【東日本大震災】道路の陥没、ずれ…物流の混乱が被災者に追い打ちをかける。新潟から仙台に着いた運転手は、自分のおにぎりも…
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評論『電力の自由化と原子力発電』【第7回】森田 章
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