【前回の記事を読む】少年特有の華奢な筋肉と大人の男の長さを持った腕は、アンバランスな魅力を漂わせていて…そうだった。「バイバイ」と言って、ネコニャはいなくなった。どんな顔をして言ったのか、まるで覚えていなかった。手の動きとか、足の長さに見とれていて、肝心の顔を見るのを忘れていた。もしかすると、あの一連の流れを持つ表情だったかも知れない。うん。絶対にそうだろう。時折見せるその表情は、何かを語ろうと…
新着記事一覧
-
小説『壺を抱いたネコニャ』【第3回】柊 あると
「バイバイ」と言った彼は、それっきり帰ってこなかった。2人で心地よい生活をしていると思い込んでいた…
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』【第7回】松谷 美善
母さんが死んで、1人で生きるしかなかった。高校を中退し、月6万円生活。お墓も作れず母の骨と一緒に暮らした。
-
小説『if(上)』【第5回】青木 建太
ふざけていた学生達を指差して「今ここで退場しろ」…面接前に社長を怒らせてしまった志望者たち。「勘違いしてねーか?」と…
-
小説『大人の恋愛ピックアップ』【第153回】及川 夢
妻の不倫相手のアパートに突撃!ドアをこじ開け土足のまま上がりこむ…部屋にいた男は妻と同じ職場に勤めていて、まだ30代だった。
-
健康・暮らし・子育て『あなたの歯がなおらない本当の理由』【第5回】吉川 英樹
初めての歯科でいきなり「歯石を取ってください」はかなり危ない!? 虫歯・歯周病を本気で予防したいなら、歯石除去ではなく…
-
小説『差出人は知れず』【第23回】黒瀬 裕貴
農家の身で学費に2000万…だが可愛い孫娘のためなら。1割でも貸してもらえるのなら、と親友にさえお金を無心しに…
-
小説『標本室の男[注目連載ピックアップ]』【第16回】均埜 権兵衛
あらゆる種類の人間が、蠢く街。東京・新宿——「都会に行けばなんとかなる」。そう思っていたが、彼が見たものは……
-
エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第9回】桂 真風
「先生、僕は良くなりますか?」と聞かれてハッとした。嘘は言えない、と思った。答える代わりに手をグッと握ると、彼は微かに…
-
エッセイ『餃子が焼けない』【第5回】折原 裕
大阪に1週間いて気づいたこと──電車に乗っても、“うるさい大阪のおばちゃん”がどこにもいない。むしろ女性はみんな上品で…
-
エッセイ『ルーアンの鐘』【第5回】倉富 治郎
「便器のような形の陶器」がルーアンのホテルの部屋にあった。何に使うのかわからなかったが、実はそれは…
-
エッセイ『振り子の指す方へ[注目連載ピックアップ]』【第12回】山口 ゆり子
姉がトイレへ行った隙に…夫は私の腰を抱きよせ、肩にアゴを軽く乗せてきた。「無理しないで」と言われて、身体を預けると…
-
ビジネス『創造職 あなたもクリエイティビスト!』【第5回】澁谷 城太郎
クリエイティビティを高めたいなら知っておきたい、事実を推論するための方法「弁証法」とは?
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語[人気連載ピックアップ]』【第4回】松本 竹馬
授業中、テロリストを倒して人気者になる妄想ばかりしていた僕。大学の入学式で初めて声をかけた相手は、関西弁の男だったが……
-
評論『光の大輪廻』【第5回】木谷 諭
なぜ苦しみは与えられるのか――終わりなき進化の行き着く先にある“想像を超えた世界”とは
-
小説『春のピエタ[人気連載ピックアップ]』【第5回】村田 歩
こんなやつがふた月もしないうちに母親になるなんて、信じられない。(ま、産むだけなら資格がなくても産めるからな)
-
エッセイ『いのちはみんなひとつずつ』【第5回】西川 清
入院してきた不登校の小学5年生。彼はベッドから顔も出さなかった。しかし、小児科医の“とある一言”から外出できるようになった
-
小説『愛と慟哭の果て』【第5回】和泉 順
「支店長、ちょっと申し訳ないことになりました」。彼が飲み会に来れなくなった理由は、話を聞かずとも明らかだった。
-
小説『壺を抱いたネコニャ』【第2回】柊 あると
少年特有の華奢な筋肉と大人の男の長さを持った腕は、アンバランスな魅力を漂わせていて…
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』【第6回】松谷 美善
母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられ戻ってきた母。父からは「火葬費用はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…
-
健康・暮らし・子育て『乳酸菌神話の終焉』【第2回】箱﨑 順之
「腸内に菌を足せば健康」は本当? 従来の研究では、菌株の生存率や定着率に焦点が当てられてきた。しかし、近年の研究では…