【前回の記事を読む】婚約者がいるのに「帰りに話し合おう。二人だけで」――なんと魅力のある甘い誘惑だろうか。手を伸ばせば届く所に彼がいて…彼は32歳。親から早く結婚しろとうるさく言われているよ、と皆に話す。いずれ誰かを選ぶだろう。付き合っているらしいと噂される女性は大勢いる。誰であろうと、もはやあさみには関係がない。心は決まったのだし、その選択に満足している。『二人だけで』だって? 断じて断ろう。…
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エッセイ『声優白書』【第2回】懸樋 流水
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エッセイ『親子四代 太平洋を渡って』【第2回】大橋 慶一
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【最終回】安本丹
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小説『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第7回】菜津川 久
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エッセイ『おふくろの品格』【第2回】奥井 栄一
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小説『テーバイの将軍エパミノンダスとペロピダス』【第2回】竹中 愛語
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評論『プレストレストコンクリートと都市トンネル工法』【第2回】西川 和良
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小説『小さい皆さん、こんにちは』【第2回】わたなべ たけひこ
森で生まれた黒ヒョウの子は父親のように強くなるために旅立った。やがて立派な若者に成長し、生まれ故郷に帰ってきたが……
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小説『29歳、右折の週』【第21回】言田 みさこ
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小説『なでしこの記憶』【第23回】坪井 聖
焦りから鍵穴にうまく差せず、3度、4度目でようやく。勢いよくドアを開け、「誰!?」奥から響く足音に、硬直すると…