俳句・短歌 四季 2022.03.24 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第98回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 大空おおそらに筋雲すじぐも浮かび流れてる夏が覗いて緑輝く 風薫る緑の草木嗚呼自然生せいの息吹きを吸いつつ生きる 陽も隠れ気候温暖巻雲けんうんのオレンジ色に染まる夕暮れ
ビジネス 『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』 【第8回】 中山 てつや,中山 てつや 同期で「えい、やー!」と給料明細を見せ合うと、飛び抜けて多い人がいた。中身を見ると、「家族手当」が追加されており、その額は... 【前回の記事を読む】友人は「人事は見ているから」と言ったが、本社からの異動は、実質的には片道切符。めったなことでは本社に戻れない仕組みになっていた。 古き良き年功序列は根強い人事評価の仕組みを、自分のためだけに、ひとりで作り上げることはできません。評価制度は、入った会社にすでに存在しているもので、その枠の中で工夫を凝らしながら、上手に泳ぐ術すべを、身に着けていくことになります。世の中には、いろい…
小説 『詐術人間~看護学生あずみの事件簿 3~』 【新連載】 叶浦 みのり 学園祭前、M医科大学フットサル部員たちは出し物について議論していた。「学園祭といったら、絶対食べ物でしょう!」 詐術(さじゅつ)―。嘘をつくこと。人は動物と違って嘘をつく。つきたくてついた嘘と、つきたくなくてついた嘘。結果的に、どちらも違いはない。嘘にまみれた人生。そんなものが存在するのか?嘘の中に真実を見出すことができるなら、嘘にまみれた人生にだって、いくばくかの救いがあるはずだ。これは、そんな人間の話。詐術人間の物語―。「真琴ぉ、今、なんて言ったの?」「は?」「だからぁ、今度の医学祭の出し物! 今、超…