俳句・短歌 四季 2020.12.24 歌集「漣の夢」より3首【第1回】 歌集 漣の夢 【第1回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 此の時と春爛漫に咲く桜 友愛感じ涙伝わる 【二〇一二年】 桜色仄かに白い淡紅の 絶美を極めし癒しを呉れた 花盛り茎に着く花木にも花 各種書用自己を表現
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【第5回】 月川 みのり 目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ… 【前回記事を読む】あの夜から3日、触れられた温もりがまだ消えない…意識して目も合わせられないけど、実は彼の“サイン”に気づいていた常連客の一件をきっかけに、よし子は1冊のノートを作った。100円ショップで買った大学ノート。表紙に「お客様帳」と書いた。ページごとにお客様の名前、好み、苦手なもの、前回の会話の内容、お子さんやお孫さんの話。気づいたことは何でも記録した。節子が覗き込んで「何それ」と言っ…
小説 『夫 失格[イチオシ連載ピックアップ]』 【第5回】 時亘 一肇 テレビを消して黙々と食事する夫。食事が済んだら「俺は犬か! 俺はゴミか!」と、また急に訳の分からないことを怒鳴り始めた 【前回記事を読む】逆ギレ浮気夫に「いっそのこと、そのお相手に代わってもらいたい。私を自由にしてほしい」と打ち明けた。すると夫は一言…昨夜、寝室から布団を運び出そうとした時、夫が「上で寝ないのか?」と言ったので、黙って夫の顔を見返すと、「すみません」と。今は静かに言ってくれているが、一つスイッチが入れば、間違いなく、舌打ちしたり、怒鳴り散らしたり……ということになる。それを思うと、(やっぱり戻った…