俳句・短歌 四季 2020.12.25 歌集「漣の夢」より3首【第2回】 歌集 漣の夢 【第2回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 【二〇一二年】 太陽が燃えつつ沈み東空 月が出て来る天体のショー 冬の間の寂しく生えた松の木に 花々囲み緑葉華やぐ 春の宵朧に霞み輝いて 満月の花闇に咲いてる
小説 『東京フェイクLove♡』 【第3回】 川田 レイ 「今度一緒に行きませんか?」施術後、ハイスぺイケメンセラピストからデートの誘い。こんな超年上の私を…? 【前回の記事を読む】下着を脱ぐことは考えてなかった…身体を重ねるような体位もあり、まるで恋人から受ける親密な密着マッサージだった。「パラダイスアロマの仕事が、本業なんですか?」「いいえ、大学院を卒業したばかりで、4月から都内の外資系IT企業にITエンジニアとして、就職する予定です」「はあ、凄い。大学院卒業の理系でITエンジニアさんになるんだ……」「はい。でもここも副業として、当分勤める予定ですの…
小説 『訳アリな私でも、愛してくれますか』 【第5回】 十束 千鶴 "結婚しない選択"と親からのプレッシャー、「赤ちゃんの服を見て『あら可愛い。いつか孫ができたら買ってあげたいわ』って」 【前回の記事を読む】「私、お酒じゃなくてもいい?」「うん、いいよ。会社の付き合いでもあるまいし好きなの飲んで。私も弱めのやつにしようかな」「まぁ、同期150人もいたらね……」「そうなの。そんな人達が集まって何の話をするんだろうって思うんだけどね。まぁいい機会だから参加しようかなーって」「うん、いいと思うよ。大きな会社ほど、横のつながりって大事なんじゃない?」「そうだね。なんか話のネタ考えておかな…