紅茶列車の最初の停車駅  紅茶をもっと楽しむためのテクニックを理解する

好きな紅茶を手に入れたら、まず基本そしてイメージを描いて冒険したい。

おいしさを知れば、いれ方の流儀は、好き好きで。

ゴールデンルールの自分流進化。

カップに注がれた紅茶は、輝くように明るく透明感のある橙赤色で、柔らかく華やかな香りがほのかにたち上り、口に含めば程よい渋みとコクが舌の上でバランスよく感じられ、味わいながら飲み込めば再び香りが口の中に広がって、味と香りの余韻がだんだんと薄らいでくると次の一口を飲みたくなる。

そんな紅茶は、①おいしい紅茶を選んだら次の②から⑤の手順で入れると誰でも、いれられる。

①品質の良い美味しい紅茶を使う。(これが一番難しいかも?)

②新鮮な水を100℃に沸騰させて使う。ティーポットをお湯で事前に温めておく。

③湯を切ったティーポットに、カップ1杯当たりティースプーン1杯(2~3g)の紅茶を入れる。

④沸騰したての熱湯を、勢いよくポットに注ぎ、3分間以上蒸らす。蒸らし時間(抽出時間)は、茶葉のサイズに応じて調整すること。(オーソドックス製法の紅茶葉ではOPタイプの大きい茶葉は長く3分以上、5分位まで待つ。BOP、BOPF、DUSTと葉のサイズが小さくなるにしたがって、抽出時間は2分程度まで短くする。TB用のCTC紅茶も2分間程度)

⑤軽く攪拌して、茶漉しを使ってカップに注ぐ。(好き好きだが、ミルクティーで飲むときは、カップに先に牛乳を入れるとよりまろやかな味わいになる。コラム3参照)

世界各国の紅茶協会や紅茶メーカーが推奨する所謂ゴールデンルール的なおいしい紅茶のいれ方の骨子は、以上の手順である。細部は異なっても、基本はほぼ変わらない。