【前回の記事を読む】飲食未経験の私が店長に…開店1か月前、頼るはずの上司が突然死、1人で店を開けることに。しかし、直前に冷蔵庫すらないと判明し…
第一部 自叙伝
Ⅲ 飲食業に飛び込む
ひろめ市場店オープン
社員は私一人なので役職は当然店長です。後は2名の女性のパートさんで金折さんと国広さんという方と3人での船出でした。この金折さんは、その後15年くらい私の元で支えてくれた仲間です。御年85歳ですが今でもお付き合いがあります。金折さんがいなかったら私の今はないかもしれません。
初めての商売
その3人で始めた飲食店がひろめ市場店、明神丸の1号店です。そこから、今思えば何も知らない私のまるで漫画のような飲食事業が始まりました。オープンしてしばらくは、お昼のランチは3人で回して夜は私一人か明神水産の高知営業所の男性社員が時々手伝いに来てくれる感じで営業していました。
当時夜営業は私一人かもしくは二人でやっていましたが、今思うとあの広さをよく一人でやっていたと思います。一人で夜営業をしていると、当時はレジもなく、コインケースをレジ代わりに使っていたのでトイレに行く時とか調理している時とかに盗難にあう可能性があるなと気がつき、売り上げ金額も結構合わない日も多く、これはいけないと思い会社にレジを買ってくれないかとお願いしましたが、売り上げが少ないので却下でした。
そこで、会社に使っていない古いレジがあったのでそれをもらってきて初めてレジスターというものが明神丸で使われるようになりました。
POSレジのような高価なレジではなく、古いCASIOの電卓レジです。何が何点売れたのか、どの部門がどれだけ売れたのかわかる機能はありません。ただ、本日合計いくら売れているのかボタン一つでわかる機能だけでしたが当時は画期的でした。
そんなこんなで、三ヵ月営業した頃にはパートさん2名からアルバイトを昼間に1名と夜1名採用して仲間が合計5名になっていました。そして1年で一番忙しい8月を迎えます。
よさこい祭りが8月9日から12日まであり、その後お盆休みに入り10日以上はスーパー繁忙期に突入します。ゴールデンウィークでの忙しさは経験していたので、当然今回も黒潮町の明神水産本社から何名かヘルプに来てくれるのだと考えていました。