ウクライナ戦争はロシアの一方的な侵略であり、トランプ関税はアメリカ国民の首を絞めることになり、異常気象は、人為的な原因による地球温暖化の結果なのである。

私は陰謀論に与しないが、セルビア人からアフリカ人、ブラジル人まで、取り上げる話題に変わりなく、意見も大した違いがないことを知ると、世界の情報は、確実に誰かがコントロールしている、という仮説を信じたくなる。しかし、勿論、こうした話題をムキになって論じるには、私は年を取り過ぎた。

さて、フランス語に話を戻すと、私は更に、自分の客観的な仏語力を知るために、フランス語検定を受けることに決める。2021年秋に準一級をまず受けることから始め、一次筆記試験に合格するも、翌年一月の二次口頭試験不合格、仏検準一級、一級は年に一回なので、2023年準一級合格。準一級と一級の間のレベル差は歴然としているので、随分躊躇ったが、どんな試験なのか知るだけでもいいと思い切って、春季一級を青山学院大学まで受けに行く。

答案用紙を開くと、すぐ帰りたくなるくらいの難問、しかし、自分でも分からないのだが、途中からゾーンに入った状態になって、異様な集中力を試験の最後まで維持することができた。

私は学生の時から、自分に自信のない回答は、取り敢えず問題用紙に書いておき、最後に答案用紙に書き込む癖があるのだが、時間を間違えて、係の女性が回収に来ても、まだ五枠くらい空欄があった。怒ったようにせっつくその女性を無視して、ともかくそれを書き込んだ。

後で調べたら、それが全部正解だったし、合格最低点ギリギリの合格だったので、あの時、女性に気を使っていたら不合格だったろう、と後で冷や汗をかいた。ところがまた、余り落ちることのない二次、口頭試験で不合格。準一級同様、二次試験は、もう一度受けられるが翌年だ。

それで、翌年までにフランス語のニュースをテレビと新聞を徹底してチェックし、どんな時事問題が出ても対応できるような知識を増やすことと、若い時の学習環境の悪さで染みついた私の最大の弱点であるモロ日本語訛りの発音を矯正しようと決意した。

次回更新は10月5日(月)、11時の予定です。

 

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