息栖大橋の手前には錆びたトタンの小屋がポツンと建っていて、どういうわけかこれに哀愁を感じた。息栖大橋の下を潜り、土手の砂利道を歩き、川岸のコンクリート部を歩いていくと、外浪逆浦(そとなさかうら)の方面が開ける。

これも昔見たような、懐かしいような景色である。取水場のような堰(せき)まで歩いた。

ここにある建物には「水機構新附州機場」との看板がある。意味が理解できない。

地形図には「揚排水機場」とあるので、建物の中には水を汲み上げたり排水したりする機械があるのであろうが、それでもよくわからない。

もう一度地図を見ると、このあたりは附州新田という地名であることがわかったのだが??? 

東関東自動車道の下を通り抜け、水上バイクや水上スキーをする若者を横目に、まだまだ土手を歩き続ける。そろそろ飽きてきた。

やっとJR鹿島線の鉄橋下にたどり着いた。今回の県境歩きはここが終点である。

この日の歩行距離は23・6km。十二橋駅まで歩いて自転車をピックアップして、潮来に向かう。自転車は早い。

潮来では、客がいないのか、あやめ娘が集まって雑談している。

あやめ娘というにはずいぶん無理があるように見えた。失礼。

常陸利根川サイクリング道路を快適に飛ばして出発地点に戻った。

(2006年7月30日)

13 下総滑河

前回の終点であるJR十二橋駅から歩き出す。

すぐに常陸利根川に出会い、土手の上を行く。潮来大橋を渡り、左岸を歩く。

今日も釣り人と水上スポーツの人が多い。田圃は水を湛え、あたかも突然のようにあちこちに沼が出現したようだ。

田植えはすでに終わっているところが多いが、植え残したところを手植えしている人が見える。

 

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