【前回記事を読む】誕生日まであと3日。水を飲まなくなった愛猫のために急いでケーキを買ったが、妻は泣いていた――その日、私は薬を切らしてしまい…
悲しみの底で見つけたもの~猫さんが生きた八十九日間の記録
四月十七日(木)
受診後、待合室で療法食ちゅーるを出してみるが拒否された。こんな事はこれまでなかった。やはり元気がないのだろうか?
夕方、さっそくカプロモレリンを投与してみたら、吐かれた。その前にあげたシリンジ食も含めて。一生懸命積み上げた積木が一気に崩れたような感覚。仕方がないんだ、と自分に言い聞かせる。食欲増進剤はもっと空腹な時に与えよう。
妻が猫さんの口内炎を発見した。それで食欲や飲水が良くないのかも。
この日の栄養量、名目上は200キロカロリーだが、吐いていたから実質はもっと低い。水分摂取は飲水70mlに点滴120mlの合計190mlだった。
四月十八日(金)
深夜と今朝の飲水状況は改善した。この日は二次病院に骨髄穿刺の結果を聞きに行く日だ。診察を察しているのか、風呂場や居間を落ち着きなくうろつき、鳴いている。だが元気はありそうだ。
子どもを幼稚園に送り、妻、猫さんと三人で川口まで行き、病院に猫さんを採血のため預ける。遅くなった時に備えて、子どもの迎えは義父にお願いしておいた。
猫さんの採血の間、妻と近くのイオンで昼食と摂っていると、電話がくる。腎機能が相当悪いらしい。抗がん剤の腎毒性である可能性は低いので、追加でエコーと尿検査をしても良いですかという担当医からの問い合わせだった。勿論了承し、慌てて病院に戻る。