【前回記事を読む】亡くなる直前、荒れていた愛猫が正気に戻った。私の誕生日を命日にしないように、数日間生き延びてくれたと思うと……私には、これも猫さんが起こした奇跡の様に思えてしまう。これだけは、全くありがたくない奇跡だが。保険限度額が一杯にならないうちに猫さんは逝ってしまった。これは猫さんの気遣いに思えて仕方がない。私にお金を遣わせないようにという配慮だろう。猫さんはきっと知らなかったのだろう。…
[連載]悲しみの底で見つけたもの
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【最終回】吉村 うにうに
「まだ、ご飯貰ってませんけど」元気だった頃、空の皿の前に座っていた愛猫。亡くなった後もその皿はケージに残り…飼い主がそこに置いたものは……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第31回】吉村 うにうに
亡くなる直前、荒れていた愛猫が正気に戻った。私の誕生日を命日にしないように、数日間生き延びてくれたと思うと……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第30回】吉村 うにうに
愛猫を火葬する日は豪雨だった。1時間後、骨だけになった姿を妻と見つめ……翌日、私は愛猫に似た猫の画像や動画を探し続けた
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第29回】吉村 うにうに
15時52分、愛猫の心音は聞こえなかった。前脚を握っても、もう握り返してこなかった……私には泣き叫ぶ前に、どうしてもやるべき事があった
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第28回】吉村 うにうに
衰弱した愛猫から一瞬目を離すと、「カタン」と皿が落ちる音が…前脚が空回りをして体重を支えられず、どうと倒れ込み…
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第27回】吉村 うにうに
ちゅーるもミルクも拒んだ猫さん。倒れる猫さんを前に、涙が膝へ落ちる…妻が気づいた舌の色は、もうピンクではなくなっていて…
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第26回】吉村 うにうに
「黒毛和牛味を食べたよ!」もう助からないと思っていた猫が、ちゅーるを口にした。私は妻に泣きながら叫んだ
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第25回】吉村 うにうに
深夜、食事を与えると突然豹変。牙を剥き、唸りながら飛びかかろうとする…家族を部屋へ避難させ、声をかけても、もう私のことが分からず…
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第24回】吉村 うにうに
妻が子供と寝落ちしたから、本来は2人でやるべき愛猫への点滴を一人ですることに…世界中が愛猫を見捨てても、自分だけはお世話をするのだ。
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第23回】吉村 うにうに
「早く病院に行った方が」妻に催促されたが、「まだ大丈夫」と猫の受診を24日に延ばした。ところが翌朝、一口も食べておらず……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第22回】吉村 うにうに
漏らすのが当たり前になった老猫…脚は動くのに、なぜトイレの横で漏らすのか…最近続いていた粗相の原因がようやく判明。
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第21回】吉村 うにうに
「これからは、ずっと大好きなお家で過ごそうね」愛猫のためにできる治療はもうなかった。病院を出たが、涙は止まらなかった。
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第20回】吉村 うにうに
誕生日まであと3日。水を飲まなくなった愛猫のために急いでケーキを買ったが、妻は泣いていた――その日、私は薬を切らしてしまい…
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第19回】吉村 うにうに
水の入った皿を何度口元へ近づけても、愛猫は顔を背けた。病院で量ると、体重はたったの4.26kgで……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第18回】吉村 うにうに
フローリング一面にピンク色の液体が…猫が漏らしてしまったようだ。惨状を見た妻は「もう無理なんだね」と呟いて…
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第17回】吉村 うにうに
「何でもいいから食べてくれ!」水を飲ませても、愛猫はすぐに吐いてしまった…排尿は5回、お尻からはアンモニア臭がするようになり……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第16回】吉村 うにうに
初めての自宅点滴……背後から抱きかかえるように、彼女の腰を私の股の間に挟み、前脚のつけ根を固定したが、針がずれて痛がっていて……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第15回】吉村 うにうに
抗がん剤に点滴…愛猫の治療は、いよいよ最終章だった。肩甲骨をつまんで薬液を入れられる姿を、目に焼き付けた。
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第14回】吉村 うにうに
動物病院で「覇気が感じられない」と言われた愛猫…点滴を入れてもらったが、願いもむなしく、帰宅後に動きが……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第13回】吉村 うにうに
高さ60cmのベビーガードを跳び越えられず、転倒した愛猫……昨日までできていたことが、また一つできなくなった姿に、私は……
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