【前回の記事を読む】裏千家で知った茶道の魅力と大きなデメリット。お湯をひしゃくから落とす音も聞こえてくるような有意義な時間だが……

第一章

皇室

皇室で育つことができたら、上品でいかにも育ちのいい感じの人になるだろう。その反面、私たちには見えない心の葛藤がありそうにも思うが、あまり葛藤などない方もおられるのだろう。

実は、若い頃、一般参賀に行ったことがある。

皇室の方が皆さんによく見えるように2階から手を振っておられました。

なぜ、上を見上げて、旗を振らなければならないのか!?

私にはどうしても理解できずにいた。

同じ人間なのに、なぜ下から見上げて、日本の旗を振らなければならないのか。この年になっても正直理解に苦しむのです。

政治家等のお偉い方、皆さんも、やっぱり上を見上げて旗を振るのでしょうか。私のようにこんなことを考える人がいるでしょうか。

災害にあわれた人が皇族の方に手をとって励ましていただき、同じ目線でお話していただき、感動した。と涙しているのをテレビで見たことを思い出します。

私は直接お会いしたことがないから、わからないのかもしれませんが――。

ただ、心のおわかりになる方のようには思います。が、やっぱり、あの旗だけは、私はご勘弁願いたいです。

あの戦争で、人はなぜ“天皇陛下バンザイ”と言って死んでいかなければならなかったのだろうか。

私にはよくわかりません。

きっと私と同じ考えの人もいると思うのですが――。