四月七日(月)

前夜にセットしたおやつは食べてあった。嘔吐はしていない。朝、療法食ちゅーるを拒否した。午前の調子が悪いのがデフォルトになっている。

午前中、息子の始業式だった。今日から年長さんだ。ハイパーフリーダムの息子が、きちんと列に並び、椅子に座っている。

名前を呼ばれたら素早く立ち上がり、返事をする。どれもこれまでには望めなかった行儀の良さだ。これで他の子よりも早く座らなければ百点満点だったろう。

彼が落ち着いてきたのを見て、病で衰える猫さんに思いを馳せる。もしかしたら、猫さんから息子へ命のバトンが渡されているのではないだろうか。

長い目で見たら私の命だって長くはない。それが潰える前に、次の世代のために死ぬという役割を我々は担っているのだろう。

そう思うと、自分の運命を想像して苦しみ、思い悩み、絶望しているだけで内に閉じこもっていてはいけないし、それが意味のない事ではない。猫さんはその教訓を身をもって教えてくれているのかもしれない。

午後からは、おやつやシリンジでの食事はこまめに食べてくれる。ただ、主食のカリカリをほぼ食べない。

新規開拓として買ってみた一種類のカリカリを少し食べるのが唯一の希望か。しかし、活動性は低く、ずっと机の下にいて、諸星大二郎を枕にしている。

内服が非常に難しくなる。以前は、口に薬を入れさえすれば飲み込んでくれたのに、最近では口に入った薬を吐き出すようになった。

抗がん剤とステロイドは、どちらも体に負担がかかるというのを本能で知っているのかもしれない。何度も吐き出されると、こちらも感情的になってしまう。悲痛な叫びを込めて、つい猫さんを叱ってしまうが、どうしようもない。

この日は排尿三回に、排便もあった。しかし、お尻からアンモニア臭がする。やはり膀胱炎の悪化か? しかし、これはどうしようもない。

抗生剤を処方してもらって下痢をしたらと思うと、対処ができない。近くシャンプーしてあげようと思う。水分摂取は飲水250mlに点滴120mlの合計370ml、栄養はおやつやちゅーるで140キロカロリーだった。

次回更新は7月19日(日)、11時の予定です。

 

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