納得いかないと、夜の9時や10時でも学校に乗り込んできて、怒鳴られます。理不尽な抗議も結構ありました。

電話で長い時には1時間、2時間怒鳴られ続けられると、心が苦しくなってきます。

毎日、毎日批判され、否定され続けると心が弱くなり、あれだけ自分に自信を持っていたはずなのに、その自信が徐々に崩れ落ちていくのがわかりました。

教育委員会や警察からも指導を受けると、

「自分はダメな人間だ。教頭として役に立たない」

「どうしてこんな学校に来てしまったのだろう。なんて自分は運が悪いのだろう」

「あの生徒がいなければ……。あの保護者さえいなければ……」

そんなことを思ってしまうようになりました。

そして、電話を取るのが怖くなってきたのです。

「早く自分の家に戻って、子供たちと一緒に暮らしたい」

「明日は、何事もないように……」と祈る日々でした。

堂々と煙草を吸っていながら、「吸っていない」と居直る生徒。

毎日のように校舎内のあちこちが破壊される。

私たちは、自分たちの指導の限界を感じ、展望が持てませんでした。改善は見られず、警察官も校内に入り逮捕される生徒もいました。鑑別所に送られた生徒も数名います。

やがて、教職員からも管理職に対する不満が上がります。

「自分は一生懸命やっているはずなのに……」

「なぜ、こんなに批判を受けなければならないのか……」

3年が経過し、転勤によって自宅に戻ることができ、そんな日々から解放されました。

しかし、転勤して数年間は、ふとしたときに思い出したくない苦しい場面がフラッシュバックするのです。

そして、不甲斐ない自分を責めていました。

 

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