四月二日(水)
深夜に抗がん剤のクロラムブシルを飲ませた。今後は一日おきに内服だ。妻が薬の袋に日付を書いてくれた。これで飲ませ忘れや重複が防げる。彼女のファインプレーだ。
今朝は調子が悪く、水も食事も摂らない。病状が深刻なのだろうか? それとも入院のストレスか?
午前中の仕事を終えて帰宅して様子を見る。昼前から午後にかけて徐々におやつを食べるようになり、ミキサーで砕いたウェット食もシリンジで飲ませる。きちんと飲んでくれた。活動的になってジャンプをしてみせた。
夕方かかりつけ医を受診、点滴を受けた。二日も食べていなかったので本当にありがたかった。それと同時にある決意を担当医に伝える事にした。自宅点滴である。
慢性腎不全の猫に自宅で点滴する飼い主がいるというのをネットで知った。うちの猫さんは腫瘍だが、腎不全には違いない。適応になると思った。もしかしたら病院によってはそれを認めないかもしれないが、それなら自力で点滴道具を揃えてやろうと覚悟もしていた。猫さんは病院が苦手だというのを昨日の食欲不振であらためて痛感した。
それに今後、私の仕事上の都合で病院に連れて行けないかもしれない。これまではそのような時には妻に頼めたが、妻もハイパーフリーダムな息子を抱えているので、行けない時があるかもしれない。点滴のやり方は動画で何度も確認していた。
病院側は快く自宅点滴を了承してくれて、点滴セットを安く販売してくれると同時に、獣看護師が猫さんに実演をしながら、点滴のやり方を説明してくれた。肩甲骨の皮膚を摘まんで針を入れ、皮下に薬液を入れるという。人間とは異なり静脈ではなく皮下に入れるのだ。
私は、メモを取りながら目に焼きつけた。帰りに、獣医師から抗がん剤の副作用に備え、自分で脈、体温、呼吸数を測定した方が良いとアドバイスを受ける。
帰宅後、猫さんは部屋に居て、あまり動かなかった。
この日の栄養は120キロカロリーで、水分は飲水210mlに点滴120mlの合計330ml。体重は大きく落ちで4・32kgになった。
抗がん剤に自宅点滴、猫さんの治療はいよいよ最終章に入った。
次回更新は7月5日(日)、11時の予定です。
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