俺は

「女の子達から聞き取りをした時、不審な点は感じませんでしたか? ……例えば、狂言じみてるとか?」

奥田巡査長は少しムッとした表情で

「小林さん! 私も警察官です。確かに始めは疑いもしましたが、あの子達が嘘を言っていない事は今でも確信しています!」

それに、と奥田巡査長は言葉を続ける。

「友達同士連れだって嘘を言いに警察まで来るとは思えません。しかも、『死体を見た』なんて……」

俺は、巡査長の目を真っ直ぐに見つめていた。そして確信めいたものを感じた。俺はふと浮かんだ疑問を巡査長に聞いてみた。

「聞き取りをした女の子達なんですが、友達?なんですよね?」

巡査長は

「SNSで知り合ったと言ってました。3人共年齢は違いますが共通の『アイドル推し』で意気投合したとか……」

『やはり話を聞かないとな』

俺は巡査長に

「連絡先……教えてもらえますか?」

と尋ねるも

「私のですか?」

巡査長の言葉に驚き、咄嗟に俺は

「あなたの連絡先な訳ないでしょう! 聞き取りした女の子達のですよ!」

そう言うのが精一杯だった。巡査長が

「冗談ですよ。少し待ってて下さい」