「朝ハ七十五銭デ、オートミールカコーンフレークスガ選ベ、ハムエッグスカオムレツガ付キ、トーストニ紅茶ニ果物ダ。
昼モ夜モ一円五十銭ダ。
スープ輪切リ
鱒ノ網焼キ
アスパラガス
生椎茸ノパン粉焼キ
サーロインステーキ温野菜添ヘ
或ヒハグリルドチキン
パン
ゼリー
焼キ菓子
コール珈琲
シカモメニューニハコフ書ヒテアツタ。
『定食時間ガ参リマシタラ、アラカジメボーイヲ御予約ニ伺ワセマス。
ソノ節、食卓御予約券ヲ御用意下サレバ、御座席ヲ用意シテ定刻ノ御着席ヲ御待チシテ居リマス』
ドウダイ、至レリ尽クセリダロウ。些カ食ヒ過ギテ、目方ガ増エタノニハ参ツタガネ」
「羨マシヒ限リデスナ」
「ソレハソウト君、ビアーハモウ良ヒノカヒ」
「エエ、モウ随分ト過ゴシマシタカラ、ソロソロオ開キニシマセンカ」
財布ヲ出ソウトスルモ、「少シバカリノ事ダ。恥ヲカカスモノジャアリマセンヨ」
アリガタクゴ馳走ニナリ、誠ニ恐縮至極。
日付ガ変ワル頃帰宅、姉カラ説教。
義兄ハ何故カ聞コヘヌフリ。