そして、ミーニョの目の前の、パパイヤの木のてっぺんにとまった。それは灰色(はいいろ)で、胸が黄色(きいろ)くて、黒い頭に赤(あか)い飾(かざ)り羽(ばね)のついた笛吹(ふえふ)き鳥(どり)だった。

「ミーニョ、ミーニョ、どうしてそんなに泣いているの?」

「だって、チーホが、だって、チーグも、わたしをおいていっちゃったんだー、ウェーン」

 

ミーニョは、口笛を吹くのをやめて、また泣き出した。

「まあまあ、それで悲しいのね」

笛吹き鳥は、笑いながらゆっくりと歌いだした。

「ピョーロ ピョロロロ ピルリルリー ピョロロロロー ピルリルリー」

「ぐすん、ヒクッ」

ミーニョは、だんだん悲しい気持ちがどこかへいってしまい、一緒になって口笛を吹いた。

「ピョルルルー ピルルルー……」

「ぽろろろりー ぴるりるりー……」

口笛と鳥の歌は、楽しそうにいつまでも続いたよ。しばらくすると、ミーニョはすっかり泣くのを忘れてやっと笑顔が戻って来た。

「ミーニョ、悲しくなったらまたいつでもお呼びなさい」笛吹き鳥は、歌いながら森の方へ帰っていった。ミーニョはスカートの砂をポンポンとはらって、台所(だいどころ)まで走って行った。

そして、チーホとチーグとおとうさんが畑から帰ってくるまで、おかあさんが夕飯(ゆうはん)をつくるのを手伝ったよ。ケケ……

 

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