【前回の記事を読む】池に映った自分の顔を見た瞬間、少年はすべてを悟った。片側は鬼の顔だったひとりの獄卒が地上へ向かうべく、地獄の門を潜り抜けようとしていた。鬼は焦っていた。「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ」あちらにけつまずき、こちらにぶつかり、あたふたあたふた。ザンバラ髪を振り乱し、赤いはずの顔は青ざめている。「おい、またあいつだぜ」ふたりの門番は横目で顎をしゃくるだけ。声もかけなかった。実はこ…
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