みずからの子孫に、この富と権力とを、与え伝えようとする欲求が巨大になって男たちを突き動かす。男たちは、みずからの子孫を自族に引き留めようとする。
そのため、妻を自族に迎え入れ、妻に貞操を強制した。かくして母系制が父系制に組み替えられるのに、多くの時間は、必要無かったと思われる、数百年か数千年のうちに、この転換はなされたはずである。
戦争の始まりと、母系制から父系制への転換とは、かくの如くに、同じ事象の表と裏である。
日本古代史を研究してみると、この、母系制から父系制への転換期に属する時代の様相を、具体的に観察することができる。
古い母系制社会と、新しい父系制社会との間に、繰り返し行われた戦乱の歴史さえ、見定めることができる。以下の本論の中で論じたい。
冒頭に掲げた筆者の拙文では、紙数の都合で、戦争の発生機序について十分には論じることができていない。戦争の発生と発達には、右に述べた如く、生産性の発展によって搾取が可能となり、奴隷の存在が可能になった、という点が重要なのであって、単に心の問題だけではないことをここで強調しておきたい。
その拙文中に現代に至っては、国際資本の牙城、軍需・石油産業複合体が体現するごとく、この行動異常を、容易に制御できず、かえって、戦争・内乱・クーデター・民族対立・宗教対立……ありとあらゆる権力間闘争を、欲し、期待し、画策までする、という、戦争依存症候群。
この最後の戦争依存症候群は、現代における心のメタボリックシンドロームを世界史的規模で特徴付ける最も顕著な主徴といえると思われます。と書いた。
然るに「軍需・石油産業複合体」の中に今一つ「金融」を加えるべきであった。
すなわち、現代に至っては、国際資本の牙城、金融・軍需・石油産業複合体が体現するごとく、この行動異常を、容易に制御できず、かえって、戦争・内乱・クーデター・民族対立・宗教対立……ありとあらゆる権力間闘争を、欲し、期待し、画策までする、という、戦争依存症候群。と書くべきであった。
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