奴隷という身分が誕生する。奴隷一人の労働は、奴隷とその家族を養ってなお、十二分の余剰価値を生み出した。搾取と戦争とが、この世において意味を持ち始める。
奴隷を獲るのは、男たちの仕事であった。奴隷を獲るには、男たちがこれまで獣に向けていた武器を、人間に向ければよかった。奴隷狩りが、獣狩りに代わって、男たちの仕事となった。
男たちの獲得した奴隷は、巨大な富と権力を、男たちにもたらした。男たちの手にした富と権力は、いよいよ彼らを狂わせて、彼らが戦争を発明するのに、時間はかからなかった。戦争はさらに男たちの富と権力を増大させる。