【前回の記事を読む】なぜ人類は母系社会から父系社会へ移ったのか──お釈迦様誕生の時代に迫る母系制から父系制へと移り変わるこの歴史の一大変容期の末期にあったと思われるシャカ族中に、シャカムニは生を受けた。存在の本質は、存在それ自身にあるのではなく、存在と存在、物と物との間の時空空間に横たわる、相互の関係律という、目には見えぬ法則にある、と説いたシャカムニの思想は、甚だ近代的合理的な思想であり、この…
[連載]邪馬臺国と神武天皇
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評論『邪馬臺国と神武天皇』【第4回】牧尾 一彦
9.11以降、自由の女神への入場は長く禁止された。高々とたいまつを掲げた姿で示唆するのは、自由という思想の虚無性や独善性だ。
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評論『邪馬臺国と神武天皇』【第3回】牧尾 一彦
なぜ人類は母系社会から父系社会へ移ったのか──お釈迦様誕生の時代に迫る
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評論『邪馬臺国と神武天皇』【第2回】牧尾 一彦
戦争という、極めて非人間的な行為が、極めて人間的な事件として世界史に立ち現れるからくりにも、人間の本質が関わる
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評論『邪馬臺国と神武天皇』【新連載】牧尾 一彦
人間とはどのような生き物か。――人間存在の根源を問い続けようとするとき、その仕事は、歴史学の最も重要な責務に重なる