和を重んじる日本の教育とは違い、こちらの子は幼い頃から自己主張をするし、違う者同士がぶつかり合って共存していきます。外から来て見ると理想的に見えますが、このシステムをそのまま日本へ持って行くには、たぶんムリがあると思います」

国内で引っ越すと、言語も変わるスイス

夫の仕事の関係で、娘が小学2年生の終わりにスイス国内のチューリヒからジュネーブへ引っ越しました。娘は友達と別れるのを泣いて嫌がりましたが、子どもは順応性が高いのか、3カ月経って、いざ行くことが決まると、ケロッとしていました。

スイスは国内であっても東京から大阪ほどの距離に引っ越しただけで言語が変わるのです。娘は、公立の小学校低学年で、ドイツ語からフランス語に切り替わりました。フランス語圏へ行った最初の2年間は、放課後に残って、他の外国人の子どもたちと一緒にフランス語の補習をしていました。

スイスの学校は秋から新学期が始まるので、フランス語に少しでも慣れさせるため、小学校入学前の夏休みから娘をレマン湖が見えるサマースクールへ、毎年4週間行かせていました。

それが良かったのか、小学校5年生の時、担任の先生との保護者面談で「小学2年生の時、ドイツ語圏からフランス語圏へ引っ越して来たので、語学を学習するのに必死でした」と言うと、「そういう風には全然見えなくて、自然に見えました」と言われた時には親として嬉しかったです。

 

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