【前回の記事を読む】留学中に出会ったボーイフレンドと結婚! 務めていた企業を辞め、移り住んだのは異国の地、スイスで…「築340年」の物件!?
Part1 私のスイス生活の始まり
2. なぜ、スイスに30年間住むようになったのか?
~私が体験した日常のスイス~
スイスにやって来た理由
私は、大学付属の語学学校やサンフランシスコ周辺で英語を半年間学んだ後、カリフォルニアを南下して、サンタモニカにある米国の宝石鑑定専門学校へ通いました。
そして、留学の目標に掲げた宝石鑑定士の資格を取得後、日本へ帰国し、資格を引っ提げて、東京で某商社の企画課に就職しました。それが丁度バブル期です。
当時は、一粒ダイヤモンドネックレスがよく売れていた時代です。1カ月の米国出張を言い渡され、ニューヨークへダイヤモンドバイヤーとして買付けにも行きました。
しかし、働いているうちに、上場企業とはいえ、何か違和感を覚えました。当時、いつ入社したら月給がいくらという表ができていて、先が見えてしまったというのが正直なところです。向こう見ずにも海外の方が自分に合っていて、もっと違う選択があるのではないか?と、20代の私は足元の現実よりも遠くにある青い大海原を想像し、突っ走ったというわけです!
海外の第一歩は言語を学ぶところから、そして現地で就職
スイスに来て最初の1年半は、現地に馴染もうと、まずは現地語を学ぶため、ドイツ語学校に通いました。道具となる言語がわからなければ、何も行動できない!というわけで、 20代の私はこれから始まる新しい世界に向けて好奇心の塊でした! まさに、『何でも見てやろう』(小田実著 講談社〈1979〉)の意気込みです。
スイスのドイツ語圏で話されている言葉は、スイスジャーマン(スイス語)という訛りのあるドイツ語です。スイス語とは、スイスで話される抑揚があり、訛りのあるドイツ語の口語体で、地域によって若干方言が異なります。ドイツ人でもわかるまで数カ月かかるといわれています。