最初はうまくいかなくても、続けていくうちに必ず成長が感じられる瞬間が訪れます。結局、野球も英語学習も、基礎をしっかりと積み重ね、繰り返し練習し、失敗から学びながら続けていくことで、大きな成果が得られるのです。楽しみながら努力を続けることが、どちらにおいても成功への鍵となります。

第3章 アウトプット活動重視の2000年代後半

2000年代後半、日本の英語教育は大きな変革期を迎えました。これまでの文法・訳読を中心としたインプット重視の学習から、英語を実際に使ってコミュニケーションを図るアウトプット重視の学習へとシフトしていく動きが顕著となったのです。

この流れを象徴する取り組みが、SELHi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)プログラムやCLT(Communicative Language Teaching)、タスクベース・ラーニング(Task-BasedLearning,TBL)でした。

これらのアプローチは、英語を実際に使って考え、発信する機会を増やすことで、日本の英語教育を実践的なものへと変革する大きな役割を果たしました。

SELHi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)プログラム

SELHiプログラム(Super English Language High School)は、2002年に文部科学省が開始した英語教育特別指定校制度で、日本の英語教育改革の転機となった取り組みです。当時、日本の高校英語教育は、受験対策を主とする文法や読解中心の授業に偏っていたため、実際に英語を使う機会が限られていました。

そこで、SELHiプログラムは「英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ」ことを目指し、アウトプット重視の先駆的なアプローチを導入しました。

 

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