俳句・短歌 詩 短編集 ことば 2026.03.31 自分を見つめる 気づかなかった世界 生きてる意味 そのすべてが 儚くそして美しい 「近視眼」 視線の先 まつ毛に蝶が止まる 一瞬の煌めき 瞬く目 そっと羽を休め また飛んでゆく 翳りがゆらゆらと 風を感じる 自分を見つめる 気づかなかった世界 生きてる意味 そのすべてが 儚くそして美しい 太陽の下 我に返る
エッセイ 『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』 【第12回】 桂 真風 警察から「Nさんの主治医ですか。彼女が昨夜自宅で亡くなって」と電話…その瞬間、私は彼女の死因が分かった。彼女は退院後… 【前回記事を読む】そっと乱れた毛布を直し、「午後4時38分に亡くなられました」と家族に低い声で告げ、一歩下がって手を合わせ頭を垂れた革のジャンパーを着た、いわゆる“ヤンキー”風の外見とは異なり、言葉遣いは丁寧で質問は的(まと)を射ており、彼への印象は時間と共に好転していった。一方、彼女は突然自分を襲った不幸に圧倒されているのか、やや乱暴な受け答えに終始し、時にふてくされて攻撃的でもあった。「わか…
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[イチオシ連載ピックアップ]』 【第11回】 武 きき 「私ってあげまんなの?私の身体って違う?」翌朝聞いてみると、「はっきり言って他の女性とは違って…」 【前回記事を読む】「下着は僕が選んでいい?今日は白にしよう」泊まりませんかと言われて店で一緒に選んだ。シャワーの後、身に着けて寝室へ行くと…カツオ味噌を食べながらゆりが、「教えてほしい事があるの。いいかしら?」。「何?」「あげまんって、何?」僕は味噌汁を吹き出しそうになった。こんな朝から。「どうしたの、急に」「前の人に何度か、君はあげまんだと言われたけど。教えてもらえなくて、聞かなくていいしお姉…