「夕べ」

昨日は肌寒い夜だった

くつ下を履き

それからお茶を

床に入り

私は小さく息を吐いた

そして

彼に「おやすみ」を言った

一日のこと

思いを巡らせた

朝 目が覚めて

夕べは

小鳥たちの囀りの中に

すっかり消えてしまっていた