対して、血糖値を下げる向きに働くホルモンは、ただ一種類、インシュリンだけである。これがために、食料が十分に確保できる時代になるや、人類は、肥満や糖尿病を初めとするいわゆる成人病、今で云う「生活習慣病」に襲われ始めたわけである。

人類の体が、豊富な食料を前にして、これに対応できるような遺伝的形質を獲得するひまもあらばこそ、飽食の時代が、急速に人類にもたらされた結果、人類は、飽食ゆえの病に冒され始めたわけである。

逆に言えば、人類の身体的な遺伝形質が形作られてきた数百万年の間、我が祖先達は、のべつまくなし、飢えに直面しながら、子孫を今に伝えてきた、ということである。戦争をしている余裕など、さらに無かった。

 

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