〈夜間排尿回数の記録用紙の活用〉
薬物治療で排尿障害は改善しても夜間頻尿の改善があまり見られない場合は、「夜間排尿回数の記録用紙」をお渡しし、患者さんの生活状況を検討し、次回の診察時に持参してもらいます。
疾患の治療が必要ない場合は「夜間排尿回数の記録用紙」を用いて夜間頻尿の調査と生活指導に入ります。
〈生活指導〉
その記録を基に、患者さんご自身に夜間排尿回数が多かった日と少なかった日の違いを振り返ってもらい、原因に気づいてもらうように個別に生活指導を行います。この際、夜間の尿量、睡眠の状況、活動量、生活のリズム、体力、生体機能、季節環境、意欲、尿の色など、患者さんの状態を総合的に見極め、改善策を提案します。
このアプローチにより、患者さんの学習意欲を引き出し、改善につなげるようにします。そして最終的には「セルフケア」による安定した夜間頻尿改善とともに老後の健康維持を可能にしていきます。この方法を活用した結果、当院では夜間排尿回数が改善した患者さんが多くいらっしゃいます。
また、経過観察を続けている方も数多く見られます。日常診療の中で、マンダラチャートを参考にしながら患者さんとどのような会話を行い、どのように説明しているかを具体的に示していきたいと思います。まずは、「夜間排尿回数の記録用紙」について、その使用方法と説明を進めていきます。
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