4.もしあの世がないとしたらと考える、ある新たなる生きる価値観(生き方)
4.1 とある生法
生体計測などにより人間の本能や社会的本能を計測できる時代
自身の本能や社会的本能を理解して生きる
津村: 「あの世がないから生きる価値観のない世界」では、自分の本能や社会的本能により快楽のままに生きてもうまくいきません。
学生: 快楽のままに生きれば淘汰で残るというわけではないのですね。
津村: 大きく時代が変化する中で、私たちの本能や社会的本能は時代遅れ(淘汰による本能の進化は当然間に合わない)であるため、快楽のままに生きても真の快楽を得られないのが現実です。また、自身に起こっている本能や社会的本能の発動は、なかなか自分ではわからないものです。
学生: 自分で本能や社会的本能の発動を認識するのは難しい場合が多いです。
津村: 自身に起こっている本能や社会的本能を理解し、その副作用の源をさぐり、その源をできれば取り去ることで、新たな生きる指針となるのかと思います。その方法としては2種類挙げることができます。
学生: ぜひ教えてください。
参考図書1 武士道 新渡戸稲造 (著)、 岬龍一郎 (訳) 、PHP文庫、2005
試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。
👉『もしあの世がないとしたら、私たちはいかに生きるか』連載記事一覧はこちら
【イチオシ記事】電車でぐったりしていた私に声をかけてきたのは、不倫相手の妻だった
【注目記事】父は窒息死、母は凍死、長女は溺死── 家族は4人、しかし死体は三つ、靴も3足。静岡県藤市十燈荘で起きた異様すぎる一家殺害事件