7-2.「思う」を「考える」に変える
人間は1日に6万回、なにかを考えているとされる。寝ている時間を除けば、ざっくり1秒に1回は思考している。今この瞬間も何かしら、頭に浮かんでいるのだ。
そして、その思考の大部分は、「思う」に占められている。「思う」とは、ただ単に頭に思い浮かんでくる状態を指す。何かしらに書き留めなければ、そのアイディアは次から次へやってくる思考に埋もれてしまう。
そこで、やるべきは「意識的に思う」=「考える」ことだ。
思うだけでは何も変わらない。「考える」に至れば、それは成果を生む可能性がある。何もしなくても脳は何かを思いつく。それが「思う」ではもったいない。「思う」→「考える」に変えていくことで、人生が大いに有意義になる。
具体的には「思ったら、即実行する」こと、これに限る。
何も、アイディアが出たらいつもメモを取れと言っているわけではない。メモを取る生活も、それはそれで魅力的ではあるが……(『メモの魔力(前田祐二著 2018年)』など、常にメモを取り続けてそれが成功につながった話もある)。
しかし、あなたが先にすべきは、頭に浮かんだことで、今できることはその場で実行することだ。これに限る。つまり、先送りしない!
これは難しくない。「あ! ここ汚いな」と思ったらティッシュで拭こう。
○○を買わないとな、と思ったらその場で注文しよう。
ネットで注文できないなら、付箋に書いて貼り付けよう。
この習慣を実践するだけで、「思う」が「考える」になる。そして、「考えた行動やアイディアを先送りしないで実行する」ことが習慣になる。
これだけで、時間の使い方が変わってくる。
お皿を洗わなきゃなーと思ってネットをして、後から「お皿を洗わないとだった」と二度思考するくらいなら、いま行動するのだ。
これを全ての面に置いてやる。先延ばししない。誰かがやれることでも、あなたもやれるなら、その場で実行するのだ。
これだけで、あなたができること、実践できることの幅が広くなるのは間違いない。これができると、お金を稼ぐ能力につながっていく。
次回更新は12月15日(月)、11時の予定です。
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