[第一部の概要]:定年後の7年間 嘱託指導で、設計体制を変え品質を大改革した話です。
私は定年後元勤務先でDR体制を再構築し画期的な品質改革を達成させました。具体的には顧客H社米国工場受入検査の不良返品率を前年度比 3分の1 に低減させ、対策品搭載車販売1年間の当社全品修理費用を12.3億円も削減。
また指導7年後、組織責任の不良発生金額を 指導開始当初の 40分の1 に激減させました(優れたDR体制を構築運用して設計体制を改革。組織で品質を維持する体制に育つ。その体制は企業内の全設計組織に波及しました)。
指導開始当初、設計者は開発品の図面を見て「設計とは何か」「図面とは何か」を理解せず、形作り設計を推進していました。また管理者の図面「盲サイン」も常態化していました。
それまで劣悪と言われていた設計組織は、7年にわたる指導の結果、新人や派遣が増えても不良を発生させない組織に変貌したのです。それは組織で設計品質を確保する体制です。
[第二部の概要]:設計4製品で、国内他社の追従を許さない差別化メカ製品開発の話です。
経営者の求める商品は優れた品質を維持し高信頼性製品を安く作ること。私は達成しました。
①Cカセットメカ:音質差別が一目で分かります。(顧客が急増し、企業の経営危機を救う)
②車載ナビ:他社は対角長4インチ、私は6インチで部品点数半分以下の表示製品を開発。
③MDメカ:購入組込S社メカに比べ、国内生産で購入メカコスト半額の高品位メカを開発。
④6枚CDチェンジャー:他社に比べ耐振性2倍。品質に優れEU大手自動車企業に16年間納入し生産を終了しました。