【前回の記事を読む】寿命を120歳へ近づける方法とは? 自分だけでなく周囲も幸せにする人生最大の投資術を身につけよう

はじめに

パート1 ベースとなる健康マネジメント

健康をつくるCAPDサイクル

前項で「具体的に何をすれば良いか?」という問いを行いました。寿命を延ばすための投資なので、当たり前ですが寿命を延ばすために投資をすることになります。とはいえ、寿命が延びるならなんでも闇雲に投資をすれば良いということにはなりません。そこで私は健康になるためのあるマネージメント方法をベースに投資を考えています。それは「健康長寿CAPDサイクル」です。

皆さんも企業が業務を改善するためにPDCAサイクルという手法が用いられることをご存知だと思います。ビジネスでは、まず目標を設定して、それを達成するための計画(Plan)を立てます。そして、実行(Do)→ 測定・評価(Check)→対策・改善(Act)というプロセスを繰り返しながら品質の向上を促す。

このサイクルを健康の促進・維持でも活用するのが「健康長寿CAPD」で、以下のようなプロセスで健康にアプローチしていきます。一方で、寿命を延ばす戦略を立てる場合は、「Check」から始めるのが合理的ですので、言葉の順番が「CAPD」となっています。また、「Act」は一般的には「改善」と訳されますが、本書では「介入」と表現します。