「あなたは何ができる人ですか」と突然問われたら何と答えるでしょう

「お菓子を製造しております」「事務をしております」「写真家です」と返答があるかもしれません。

当然、何も問題はありません。しかし、これが企業における人事担当の採用面接であったら、どうなんであろう。

これだけでは引き下がりません。「どのようなお菓子ですか」とか、「和菓子ですか、それともスイーツのような洋菓子ですか」や「何年位の経験ですか」とか、「PCソフトの一番得意とするアプリは何ですか」「会計ソフトの経験は」などと事細かに聞いてくるでしょう。

採用して何もできなければお互い困ってしまう。

ここで質問内容を掘り下げてみる。

当然、お菓子の製造担当として面接通知を出しているのであるから、お菓子の製作技能は一般的なスキルとしての前提条件が暗黙のうちにある。その上で何か特徴的な技能をもっているのかと探っている。

「砂糖の種類が甘さに影響する度合いを習得しました」とか「乳製品が健康に与える良し悪しと味との関連性を研究してきました」とか「品評会に入選しました」とかの実績を提示できればかなりのPRにはなるであろう。

つまり、ここでは一般的なスキルと特殊的なスキルとして何かあるのかと聞き出している。日本人はあまり自分を殊更にPRすることを避けるが、これからの時代、むしろ殊更にPRや、表現を行っていく必要がある。

 

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